福岡県朝倉郡の道沿いにグリーンの屋根にオレンジの壁が印象的な、かわいいスウェーデンハウスがあります。
ここは、天然酵母を使ったパンを毎日焼いているパン屋さん。
２００６年１０月にオープンしたこのパン屋さんは、１階が店舗スペースで、二階が住居スペースの店舗併用型のスウェーデンハウスなんです。
道路に面したお店の入り口には、“入りやすいように”とパイン材で出来た左右に開くスライドドアが採用されてます。
スライドドアを開けると、焼きたてパンの香ばしい香りが漂う素敵な店内。ショーケースには、焼きたてのいろんな種類のパンが並べられてます。
どのパンもとても美味しそうで、見ているだけでお腹が減りそう。
店内には、その場で焼きたてのパンを食べられるカウンターが設けられており、その横には２００円で、
ホットコーヒーから日本茶、牛乳やジュースなど等、いろんな飲み物が飲み放題の“ありがたーい”ドリンクコーナーも常設。
お好みのパンと飲み物をゆっくり堪能する事ができちゃいます。
お店の外のウッドデッキにはテーブルと椅子もあるので、天気のいい日はウッドデッキでのランチも心地よさそう。
こんな素敵なパン屋さんのオーナーは、とある有名なパン屋さんで11年間パンを作り続けてこられたCさん。
少し前から『自分のお店を出したい』と思うようになられていて、娘さんが今年で小学生になり、前のお店では土日がほぼ毎週仕事の為、
娘さんと休みが合わなくなるという事などや、兼ねてよりマイホームが欲しいとの想いなどが合わさって、店舗併用型住宅での開店を決められたそうです。
『天然酵母を使ってパンを作っているので、前の日に生地を仕込み、夜も生地の温度管理などが必要になるので、家とお店が離れていると大変なんです。
店舗併用だったら娘とも一緒にいられるし。』
ご家族もパンも大切にしているCさんだからこそ、こんな素敵なお店ができたんですね。
兼ねてよりマイホームを考えられていたCさんは、昔、住宅雑誌で見たスウェーデンハウスに一目惚れされたそうです。
『優しい木のイメージで、アルミのサッシなどを使わず、長く住める住まいって感じが気に入って、他社の住宅はほとんど見てないんですよ。』
“建てるならスウェーデンハウス！”と、最初から迷いはなかったそうです。
『好きなものに囲まれて暮したいタイプなので。木があって、極力自然に近い感じが好きなんです。
最初はもともと寒い地域の住宅だから、高温多湿の九州の風土にあうのかな・・・と思ってましたけど、６ヶ月住んでみて大丈夫そう。』
『２階住居の床もパイン材にするかしないかで、最後まで迷いましたが、パインにして良かった。
裸足で歩くと足触りが全然違うので、気に入ってます。』当初１階店舗の内装やレイアウトはプロに頼もうかとも考えられたそうですが、
“自分達が使いやすいのが一番”と思われて、スウェーデンハウスの設計担当といろいろ相談して決められました。
『パン屋なんですけど、いろんな方々に気軽に来てもらって、思い思いにくつろいだり、ゆっくりしていってほしいんです。
飲み物をいろいろ置いているのも、アンパンにはお茶がいいって人もいれば、牛乳がいいって人もいるから。
コーヒー飲み放題ってところはあるけど、子供とか飲めないし、いろんな人がいるだろうから、好きにくつろいでほしい。』
そんなCさんの思いから、トイレも車椅子で入れるゆったり設計。
赤ちゃんのオムツを変える事ができる“おむつ交換台”まで設置。空が描かれた天井も素敵です。
『車椅子の方や小さいお子さん連れのお母さんにも気軽に寄っていってほしいから』
そんな“家族”や“パン”そしてこの店に訪れる“お客さん”を大切にした思いが沢山つまった素敵なパン屋さん「ベイカーズサイン」。
朝倉郡近辺にお越しの際はちょっと寄り道してみませんか？
お店の雰囲気も格別ですが、勿論！焼き立てパンの味も格別ですよ。
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