
のどかな山々に囲まれた温泉郷・湯布院。夏は高原らしいさわやかな気候に恵まれますが、冬には雪が降り積もり、厳しい寒さに包まれます。この街で生まれ育ったご主人様は、家を建てる際、「由布岳を眺めるリビング」を条件としました。もちろん第一条件は、寒さが苦手な奥さまや子どもたち、家族みんなにとっての「居心地の良さ」です。 |
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2階のリビングへ上がると、そこには由布岳に連なる山々の大パノラマが広がっていました。青々とした若葉が芽吹くころから雪景色まで、季節ごとに移りゆく景観は本当に見事なもの。夏はリビング前に広がるバルコニーでバーベキューをしたり、湯布院の花火大会を眺めることもできるのだそうです。 湯布院の冬は、外に干した洗濯ものが凍ってしまうほどの寒さとなります。以前この場所に建っていた築25年の家に住んでいた頃は、「夜は靴下をはいて、手袋までして、服を何枚も着こんでベッドに入っていました」といいます。 いよいよ新居を構えようと決めた時、奥さまが切望したのは「とにかく暖かい家を」、ご主人様の希望は、由布岳が眺められる北側にリビングを作ること。間仕切りをできるだけなくしてオープンなスペースにすることは、お2人の希望でした。 |
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家を選ぶ時、お2人は寒い時期を選んで展示場を回っていました。奥さまが特にチェックしたのは、モデルハウスの室外機。気密・断熱がしっかりしていれば、冬も夏も同じようにエアコンをフル稼働させる必要がなくなります。「他はどこもフル回転なのに、スウェーデンハウスはほとんど回っていませんでした。入ってみると、床暖房でもないのに、ほわーんとした気持ちのいい暖かさで、本当に空気が違ったんです」。 しかし、最初にビビッときたのはご主人様のほうでした。「この窓と、木を基調としたデザインに惹かれて、すぐに心は決まりました」。 一方の奥さまは、「実際に住んでいる方のお話を聞くのが一番!」と、何軒ものオーナー宅内覧会に参加され、展示場で感じた空気の違いをまさに実感。そして住んでみて初めて肌で感じたのが木の力でした。「本物の木に触れていると、その良さが分かります。木って、落ち着くんですよね」と奥さま。 |
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設計は家中の細かい仕様から設備まで、いろいろなモデルハウスで気に入ったところを参考に、練りに練りました。建築中はご主人様の仕事場が隣の歯科医院ということもあり、毎日のように家族で見学。「進んでいく現場を見るのが本当に楽しくて。そうじもきちんとしていて、信頼できました」。 一番印象的だったのは、ある台風の夜。「夜の12時くらいに工事担当の方が現場に来て、『雨が入らないか心配なので』と大雨の中、水色の養生シートを一生懸命張り直していたんですよ。まるで電子機器を梱包するように、すごくていねいに。他の会社の建築現場であれほど徹底しているのは見たことがありません」。 |
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生活の中心となっている2階は、リビングからキッチンまで間仕切りのないオープンスペースとなっています。ロフトは子どもたちのおもちゃをまとめて置くことができ、秘密基地のようなワクワクする空間になりました。キッチンでは、家族と会話をしながら料理や洗いものをすることができます。「最初はもっと窓を小さくして、吊戸棚を作ろうと思っていたんです。でも、できるだけ明るいキッチンにしたかったので、思いきって吊戸棚はなくしました」と奥さま。こたつや扇風機などの冷暖房器具を必要としないスウェーデンハウスでは、それらをしまい込んでいた分だけ、広い空間を満喫することができるのです。 1階には、ご夫婦の寝室と、将来2つに分けられる子ども部屋、和室にもこだわりました。もちろん今では、寝る時に手袋や靴下は必要ありません。「夏も冬も一年中、暑いとか寒いとかいうことを感じない、こんなに快適な暮らしがあったんですね。体だけじゃなく、心も健康になった気がします。いつもおだやかな気持ちでいられますね」。 |
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